43歳での引越し ベテラン陣の技に感動

私は今年で43歳になるサラリーマン。営業職の為、転勤は避けられず引っ越しは既に3回経験しています。初めての引っ越しの時には不慣れなためにアタフタすることも多かったのですが、3回目ともなると気持ちに余裕が出来、内示がでるやいなや数社の引っ越し業者さんに見積りの下見を依頼し、引っ越し先の社宅物件を決め、テキパキと準備を行えるようになりました。

しかし、この引っ越しで今までと大きな違いは家内のお腹の中に赤ちゃんがいたこと。それまでは荷作りは家内がしてくれていたのですが、流石に身重の家内にさせるわけにもいかず、会社の了承を得て引っ越し業者さんが荷造りまでしてくれるパックをお願いすることとしました。

今までと違い引っ越し当日になっても段ボール一つなく、今までと全く同じ生活空間に戸惑いながら貴重品などをまとめていると、約束した時間きっかりに引っ越し業者さんが到着。玄関を開けお迎えすると、そこには50代と思われるリーダーさんの周りに60代かそれ以上ではないかと思われるご年配の方々が5人おられました。

引っ越しの作業員さんは若いアルバイトさん、と思い込んでいた私は動揺を隠せませんでしたが、そんなこともお構い無しにリーダーさんを先頭に家に入られ、作業が始まりました。荷物を出す時にはお手伝いしなきゃだなと思いながら荷造りを一緒にしていた私は、その考えの浅はかさに俄然としました。引越し見積もりのときとは大違い(笑)

おじいちゃんおばあちゃんにも見える作業員さんの手際が、恐ろしい程の性格さとスピードで、今までお世話になった若いアルバイトさんなど比べ物にならない程です。特に驚愕したのは箪笥などの大型家具を運ぶ技術。若い方々でも大変そうな重量物がひょいひょいと運び出されれ、2階の荷物を出す時は窓から大きなシートを垂らし、家具をロープで縛って滑り台のようにして、シートの上を滑り降ろしていくのです。
次から次へと荷造りされる段ボールと、軽々と運び出されトラックに積まれる大型家具。驚きポカンとしているうちに荷出しは完了してしまいました。
慌てて缶コーヒーを配り、驚きの心境を話すとベテランの作業員さんがこう言いました。「引っ越しはコツだからね」。
その言葉に頷きながらコーヒーを飲む作業員さんは達を見て、ベテランの技の凄さを思い知った。そんなとても貴重な体験ができた引っ越しでした。

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